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丸ホームテキスタイル/抗ウイルス加工生地に引き合い/備蓄販売、OEMに対応

2020年04月16日(Thu曜日) 午後1時16分

 シキボウの子会社でふとん地製造卸の丸ホームテキスタイル(大阪市中央区)が、軽寝具向けに提案する抗ウイルス加工「フルテクト」の生地への引き合いが増えている。採用を決めた顧客もあり、6月初旬に市場に出る予定だ。

 シキボウのフルテクトは、ユニフォームや白衣などの衣料用途やマスクなど衛生用品に使用されている。新型コロナウイルスの感染拡大の中、寝具市場でも抗ウイルス加工をはじめとした衛生機能を持つ製品が注目されており、新たに提案する。

 フルテクト生地は、綿100%の200本ブロード。カバー用などでオフホワイトとブルーの無地2色を備蓄販売するとともに、OEMも受ける。抗ウイルス加工はシキボウの織布・染色子会社のシキボウ江南(愛知県江南市)で行う。

 フルテクトは繊維に加工した抗ウイルス剤が、繊維上に付着したウイルスのエンベロープ(ウイルスの外側にある膜状構造)に作用し、感染力を失わせる。フルテクトの生地にウイルスを感作させた試験では、ウイルスが検出限界以下に低下し、繊維評価技術協議会の「SEK抗ウイルス加工」マークを取得している。

 さらにシキボウはこのほど、フルテクトがコロナウイルスに対する抗ウイルス効果を持つことを確認。コロナウイルスの亜種である新型コロナウイルスに対しても同様の効果があると推定している。