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宇仁繊維/QR強化しニーズに対応/昇華転写機活用して

2020年04月16日(Thu曜日) 午後1時19分

 宇仁繊維(大阪市中央区)はQRを強化しアパレルなどの顧客ニーズへの対応を強めている。その一環として東京店(東京都港区)に昇華転写機を導入、クイックサービスが好評を博す。

 今期(2020年8月期)スタート時に、プリントデザイン力、企画提案力を引き上げるために、2人体制の東京デザイン企画課を新設した。同課に導入したのが、ミマキエンジニアリング製の昇華転写機。大阪本社に2年半前に導入していたものを、東京店に移設した。

 狙いは、「ファッションの中心地であり最先端のアパレルが集積する青山という立地の中で、生産機能を持ち、超QRでニーズに応える」(宇仁麻美子専務)こと。

 顧客が持参した柄データを紙に出力、それを生地に熱転写する。ベース生地は宇仁繊維の備蓄品の中から幾つかを常時そろえており、生地種による柄の見え方の違いも確認できる。オペレーター兼テキスタイルデザイナーである2人の課員による企画提案も好評という。

 同社によるとこの半年の間でアパレルなどの顧客が多数このサービスを活用している。マス見本が中心だが、その先のバルク供給需要にも対応する。マス見本代は発生するが、数量によっては見本代込みとなるケースもある。

 宇仁専務は、「デザイン会社、生地サンプル生産工場、生地コンバーターの機能が一緒になったような形」と同サービスの特徴を説明。「すぐに新柄を見せる必要がある際などにぜひ活用してもらえれば」と話す。

 大阪本社にも同様の設備と機能がある。