タイ/防護服の製造開始検討/衣料メーカー40社

2020年04月30日(Thu曜日) 午前11時39分

 タイ衣料品製造業者協会(TGMA)のユタナー事務局長は、国内の衣料品メーカー30~40社が医療従事者向け個人防護服(PPE)の製造を検討していることを明らかにした。新型コロナウイルス感染症の流行で衣料品の需要が急減しているため、防護服の生産ラインを設置して工場の稼働率を維持する狙いだ。「プラチャーチャート・トゥラキット」最新号が報じた。

 PPEの品質規格には一般の屋外作業用などに限定される第1~2級から医療従事者向けの第5級まであり、防水性能などを満たせばよい第2級までのPPEなら国内の衣料品メーカーの現行設備でも生産が可能だという。一方、医療従事者向けのPPEを製造するにはウイルスや細菌の透過性試験を行う研究室が必要となるため、政府当局に設置を要請した。研究室の設置費用は5千万バーツ程度。

 タイは現在、主に米デュポンや3Mなどのブランドの使い捨てPPEを輸入して使用している。コストは1着200~300バーツ。このため、30回程度の再利用ができる1着1千~1500バーツのポリエステル製PPEを国内で製造し、コストを1回につき50バーツ程度まで引き下げることを検討する。PPEの主な生産国は日本、中国、台湾、米国など。生産体制を整えれば将来的にタイ製のPPEがこれらに対抗していくことも可能だとみている。

〔NNA〕