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シキボウのユニフォーム地/抗ウイルス加工普及へ/国内外から引き合い急増

2020年05月20日(Wed曜日) 午前11時25分

 シキボウは、抗ウイルス加工や抗菌・制菌加工など清潔・衛生に焦点を当てた機能素材の提案をユニフォーム分野で強化し、ワークウエアから学販シャツ地まで幅広い用途での普及を図る。新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)を背景に引き合いが急増しており、繊維製品を通じた感染リスク低減を目指す。

 同社の2019年度(20年3月期)のユニフォーム地販売は学販シャツ地が堅調ながらもワークウエア地がやや苦戦した。企業別注向けこそ堅調だったが、備蓄アパレル向けが流通在庫増加で勢いがない。

 このため20年度も市況は厳しいと見ている。備蓄アパレル向けは依然として流通在庫が大きく、受注が劇的に回復するとは考えにくい。新型コロナの影響で世界経済が大きな打撃を受けたことで企業別注ユニフォームの需要の先行きにも不透明感が漂う。

 こうした中、ユニフォーム分野でも引き合いが急増しているのが、抗ウイルス加工「フルテクト」など清潔・衛生加工素材。国内だけでなく海外からも引き合いが寄せられている。このほど、通常のコロナウイルスへのフルテクトの抗ウイルス性も確認した。通常のコロナの亜種である新型コロナに対しても抗ウイルス性を発揮すると推定されることから注目が一段と高まった。

 このため20年度はワークウエア地や学販シャツ地のほか、サービスユニフォーム、食品白衣、メディカル白衣、介護ユニフォーム向けでもフルテクトを中心とした機能素材の普及を目指す。