トルコ/製造業が稼働再開/大手生地メーカーも

2020年05月22日(Fri曜日) 午後1時22分

 新型コロナウイルスの感染者数がフランスを抜いて世界8位の15万人を突破したトルコの製造業が5月から稼働を再開し始めた。

 ユンサ、アクン・テキスタイル、リュクス・カディフェなどの大手テキスタイルメーカーも生産を再開する。業務再開には産業科学省によるガイダンスに従い、体温測定、マスクや手袋着用などの衛生環境の整備が求められている。

 小売り関係では、スーパーマーケットなどがオンラインショッピングによる配達サービスを開始。大手スーパーのミグロスはオンライン拡充のため、コロナ発生後に5千人以上を雇用した。EC(電子商取引)市場は2019年に前年比39%拡大し、約1兆2500億円に達した。衣料品を扱うサイトのトレンドヨルには中国のアリババが出資して主要株主になるなど、今後の成長が期待されている。

 日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、同国は4月17日に新型コロナの影響による従業員の解雇を懸念し、3カ月の時限措置として「解雇の禁止」を発表した。その一方で、従業員の承諾が必要だった無給休暇制度の決定権を雇用者に委ね、無給休暇に反発して退職する従業員に賠償金を支払う必要がなくなった。無給休暇とされた従業員は一時的失業者として失業者基金から1日39・24リラ(約640円)の支援を受ける。