海外衣料品ブランド/インドでマスク生産を検討

2020年05月22日(Fri曜日) 午後1時24分

 複数の国際的な衣料品ブランドが、新型コロナウイルスの感染拡大による需要の増加を受け、インドで家庭用マスクを生産する方向で検討している。既に、デザインの原型について協議を開始しているブランドもあるもようだ。「エコノミック・タイムズ(電子版)」が伝えた。

 繊維業界の起業家でつくる業界団体、インド繊維企業家連盟(ITF)のプラブ・ダモダラン氏は、繊維産業の集積地がある南部タミルナド州ティルプールやコインバトールで、メーカーに海外企業や輸入業者からマスクに関する問い合わせが相次いで寄せられていると説明。現時点で少なくとも5億枚の需要があり、インドでの生産が実現した場合、向こう1年間で事業規模が400億ルピー(約560億円)に達するとの見通しを示した。

 ただ、輸出を開始するには、インド政府の承認が必要となる。ITFや衣料品輸出促進協会(AEPC)などの業界団体は、医療用ではないマスクの輸出に関する規制を明確化し、指針を策定するよう政府に求めている。〔NNA〕