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モリリンの上海法人/日本向けOEMの拡大模索/新型コロナで中国法人の重要性増す

2020年06月12日(Fri曜日) 午後1時11分

 【上海支局】モリリンの上海法人、上海茉莉林紡織品が、日本向け製品OEMを拡大しようとしている。新型コロナウイルスの世界的流行で、日本からの海外出張が難しくなる中、中国現地法人の重要性が高まっていることが背景にある。

 同社の日本向けOEMはここ数年、ASEAN地域への生産移管などが影響し、縮小していた。今年は新型コロナの影響で日本からの海外出張が難しくなり、ASEAN生産の管理が難しくなっている。こうした中、「現地法人を通じた中国生産が改めて見直される可能性がある」と章可為総経理はみる。

 中国の縫製工場は現在、海外向けが苦戦しており、「日本向けを受ける余地は十分にある」(章総経理)と言う。そのため、日本本社との連携を強め、日本向けOEMの拡大を図っていく考えだ。

 同社の2019年通年業績は、売上高、純利益ともに前年に比べ約1割増えた。機能性を持つ繊維資材の中国内販や、日系スポーツブランドとローカルブランドをターゲットにする製品OEM/ODMが伸びた。

 新型コロナの影響が広がった20年1~3月は、計画を達成したものの、その後は芳しくない状況が続いている。