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モリリン/中わた素材のシリーズ拡充/機能の向上やサステを意識

2020年06月11日(Thu曜日) 午後5時2分

 モリリンは保温性や吸湿発熱性に優れる中わた素材のバリエーションを拡充し提案を強化している。より機能を高めたり、サステイナビリティー(持続可能性)を意識したシリーズを増やしユニフォームやスポーツ向けを中心に展開を図る。

 中わた素材「コズミックス・ウォーム」はダウンに代わる素材として昨年から本格的に販売を始めた。かさ高性や保温性といったダウンの特徴に近づけながら、ダウンにはない機能として消臭性や速乾性などを備えるのが特徴だ。

 同社独自の混綿技術によって、ポリエステルとアクリレート繊維を均一に混ぜ合わせる製法を確立。一つの粒わたやシートとして均等に混ぜて作り上げることができるため、さまざまな機能や特徴を持った混綿中わたの開発が可能になる。

 そうした中、新たに開発したのが保温性をより高めた「コズミックス・ウォームEX」と再生原料を使った「コズミックス・リボーン」の2シリーズ。「ウォームEX」はアクリレート繊維の混率を上げることで、従来の「ウォーム」より3・5℃暖かい。

 「リボーン」は保温性や吸湿性といった機能はそのままに、原料に再生ペットボトルのほか、廃棄綿をアップサイクルする「リフィブラ」技術を活用した「テンセル」を使った。サステイナビリティーの観点から国内だけでなく欧米向けにも発信する。

 両シリーズは昨年12月に開いた同社合同総合展で初めて披露した。いずれも顧客からは高い評価を得ていたが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で商談が滞っているため、再度提案に力を入れる考えだ。