上海植山貿易/内販向けOEMに新規参入/生地内販の落ち込みカバーへ

2020年06月18日(Thu曜日) 午後1時20分

 【上海支局】播州織産地の製造卸、植山織物の現地法人、上海植山貿易が、ローカルブランドをターゲットにした製品OEM・ODMに新規参入する。内販の既存事業である日中製織物販売は、新型コロナウイルスの感染拡大と、その後の消費低迷の打撃を受けている。新規事業を軌道に乗せ、その落ち込みをカバーする狙いだ。

 生地内販の既存顧客である大手ローカルカジュアルブランド向けのOEMから着手する。中国製生地との一貫で手掛ける。「今回はOEMだが、今後はODMを増やしていきたい。取引条件は厳しいが、チャレンジすることにした」と徐倩総経理は話す。

 実店舗型の大手ブランドは現在、生産に慎重になっている。「20秋冬の新製品の品番数を減らしている。(経済の先行きが不透明なため)しばらくは様子見が続きそうだ」(徐総経理)と言う。

 その影響を受け、生地内販全体は厳しいが、ネット通販ブランド向けだけは堅調を維持している。こうした中、昨年から強化する独特の風合いと機能性を備え、値頃感のある合繊交織などの内販向け生地の現地開発が、武器になっていきそうだ。

 生地内販では、日本製先染め織物の備蓄品と、バイオーダーによるウール、シルク、合繊素材などの中国製を取り扱っている。生地内販は、売り上げ全体の約6割を占める。