20年1~4月の中国化繊産業/生産量は前年比5%減/ナイロンが回復

2020年06月19日(Fri曜日) 午後1時21分

 【上海支局】中国化学繊維工業協会のまとめによると、中国の2020年1~4月の化繊生産量は、1753万トンで前年同期に比べ5%減った。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、1~2月以来3期連続での落ち込みとなったが、ナイロンなどが回復し、下げ幅は1~3月(10%減)に比べ5ポイント縮小した。

 主な品目別生産量は、ポリエステルが1372万トン、レーヨン短繊維が95万トン、アクリルが18万トンで、それぞれ5・2%、29・5%、31%減った。

 ナイロンは128万トン、レーヨン長繊維は6万トン、アセテート長繊維は15万トン、スパンデックスは26万トンで、各2・4%、2・5%、3%、4・3%増えた。

 ナイロンは、1~3月(17・3%)までの前年同期割れから水面浮上した。新型コロナの流行でマスク需要が増える中、マスクのゴムひもに使われるスパンデックスは、1~2月から増勢基調にある。

 化繊の1~4月輸出量は145万トンで、7・7%減った。輸出額は24億ドルで、18・8%減だった。

 一定規模以上の化繊企業の20年1~4月売上高は2206億元で、20%減。利潤総額(税引き前利益に相当)は32億元で60%減った。売上高利益率は1・4%で、前年同期に比べ1・6ポイント縮小した。