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弘伸〈上海〉商貿/日本向け生地の開発強化/環境、小ロット、抗ウイルス訴求

2020年06月24日(Wed曜日) 午後1時14分

 【上海支局】糸商、弘伸(京都府長岡京市)の中国法人、弘伸〈上海〉商貿が、日本向け生地の開発を強化している。開発テーマは、サステイナブル(持続可能な)、小ロット対応、抗ウイルスの三つ。日本向けを手掛ける縫製工場とともに、日本のブランドに売り込みを図っていく。

 ここ数年、日本向けの生地の開発を強めてきた。昨年はサステイナブルと小ロット対応に焦点を絞り、デジタル昇華転写のプリント生地や原着ポリエステル糸使いのツイード調布帛製生地などを開発した。「どれも今の日本市場のニーズに合致している」と陸奥田昌史総経理は話す。

 新型コロナウイルスの感染拡大で、日本で抗ウイルス機能への関心が高まっていることから、日本メーカーの抗ウイルス機能繊維加工技術を使った生地の打ち出しも強めていく。

 新型コロナの感染ルートとされる接触感染や空気感染などのリスク軽減が期待できる技術で、弘伸〈上海〉は7年前から、この技術を使った生地の開発に取り組んでいる。