ストライプインターナショナル/中国市場から撤退/アース、イーハイフン店舗を閉鎖

2020年06月26日(Fri曜日) 午後1時19分

 ストライプインターナショナルは、基幹ブランド「アースミュージック&エコロジー」「イーハイフンワールドギャラリー」で中国市場を開拓していたが、6月末で撤退すると中国メディアが一斉に報じた。中国の有力ECモール、JDドットコムに出店していたショップも既にクローズしている。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響が長引き、中国では難しいブランド運営を強いられた。同社の広報部では「情報を集めている。撤退については話せない」としている。また、ストライプ傘下のキャンが運営する婦人ブランド「サマンサモスモス」についても、Tモール内にあるショップを閉鎖している。

 ストライプインターナショナルは2011年に中国に進出。18年には、中国事業のテコ入れのためアリババグループと業務提携した。アリババが進めるニューリテール戦略に呼応し、アースの店舗に多数のカメラとセンサーを配置しながら、顧客の購買動向と行動データを集めていた。

 昨年、日本で行った記者会見で同社の石川康晴前社長は「(19年度における)中国の売り上げは実店舗が前年比1・5倍、EC(電子商取引)は2倍になった。アリババとの提携に成果が出ている」と話していた。出店も加速する考えだったが、黒字化は難しかったようだ。