20年1~4月香港繊維品の再輸出/3割弱落ち込む/新型コロナが直撃

2020年06月29日(Mon曜日) 午後1時18分

 【上海支局】香港紡織商会が香港政府統計処のデータを基にまとめた、香港の紡織品(紡績糸や生地など)と衣類(服飾雑貨含む)を合わせた繊維品の2020年1~4月再輸出は、327億香港ドルで前年同期に比べ29・1%減った。下落幅は19年通年に比べ、16・9ポイント拡大した。新型コロナウイルスの世界的流行の打撃を受けた。

 衣類の再輸出は、186億香港ドルで35・1%減った。紡織品は141億香港ドルで、19・2%減だった。

 市場別の繊維品再輸出は、4大市場向け全てが前年同期を割った。米国向けは45・5%減で、その中でも下げ幅が最大だった。中国大陸、欧州連合(EU)・英国、ASEAN10カ国は、それぞれ25・9%、23・6%、19・8%減った。

 19年通年の国・地域別繊維品再輸出額が2位だった米国は、3位に転落。ASEAN10カ国が、中国大陸に次ぐ2番目の市場になった。

 アイテム別では、米国とEU・英国向け紡織品が、新型コロナを背景としたマスクや防護服の需要拡大でそれぞれ64・7%増、137・6%増と急伸した。ただ衣類全体の大幅な落ち込みをカバーするには至らなかった。