双日奔時代〈上海〉/小口現物でネット顧客開拓/コロナでニーズに変化

2020年07月01日(Wed曜日) 午後1時21分

 【上海支局】双日ファッションの上海法人、双日奔時代〈上海〉は生地の中国内販で、従来からの強みである小口・現物を生かし、ネット通販ブランドの顧客開拓を進めている。ネット通販ブランドの顧客比率が高まったことで、「期中対応」がより求められるなど、顧客ニーズが変化していることから積極的に対応していく。

 昨年から店舗型アパレルへの販売が伸び悩む一方、ネット通販ブランドの顧客が増えていたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、その傾向がさらに加速している。「(新型コロナで)実店舗の商売が打撃を受ける中、店舗型アパレルは生産に慎重になっている。一方、ネット通販ブランドは相対的に元気で、われわれの同顧客向け販売も前年並みまで回復している」と山脇文博総経理は話す。

 こうした中、期中発注が増えるなど、顧客ニーズがこれまでと変わってきている。「従来であれば秋冬向けが動き出す時期だが、いまだに春夏向けの販売が続いている」(山脇総経理)。そのため、期中で機会損失が起きないよう、備蓄品の持ち方を調整しているところだ。

 短納期ニーズもさらに高まっており、同社が武器とする小口・現物がより求められる環境になりつつある。