中国「618セール」/大手、過去最大の売り上げ/ライブコマースも人気

2020年07月02日(Thu曜日) 午後1時16分

 6月に中国で開催されたEC(電子商取引)のビッグセールイベント「618セール」(6月1~18日)は好調で、EC大手は過去最大の売り上げを記録した。新型コロナウイルス感染による外出自粛や、ライブコマースによるプロモーションが貢献したとみられる。

 日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、アリババが運営する天猫の注文額は6982億元(11兆1712億円)、EC大手の京東(JD)の注文額は2692億元(4兆3072億円)だった。中国最大級のスーパーセール(毎年11月11日開催)の昨年の実績と比較しても、アリババは約2・6倍、京東は約1・3倍で、いずれも過去最高を記録した。

 新型コロナで自粛が続いていることや、各社が地方政府や店舗などと合同でクーポンなど消費券を発行し、消費促進を進めていることも背景にある。

 キャスターが動画で商品を紹介し、視聴者からの質問もリアルで受け付けるライブコマース配信も、写真画像を見て購入する通常のECと異なり、消費を後押しした。同セールの期間中、ライブコマースを実施した店舗数は前年同期の約3倍。天猫の6月1日のライブコマースによる売り上げは51億元を超えた。

 商品別では食品飲料、マタニティー用品、スキンケア製品、生鮮食品、調理器具などの注文が多く、家庭用電気製品、デジタル製品などの高額品も売れた。

 日本企業などが出品する越境ECプラットフォームの売り上げも好調。アリババの天猫国際のセール期間中の取引量は前年比30%増だった。日本商品ではスキンケア商品や美容器具が好調だった。