メーカー別 繊維ニュース

宇仁繊維 21春夏/抗ウイルスとサステを訴求/10日まで東京店で商談会

2020年07月07日(Tue曜日) 午後1時14分

 宇仁繊維は新型コロナウイルス感染拡大を受けて、抗ウイルス加工や抗菌加工を施した生地を充実するとともに、サステイナブルを意識した生地の訴求に力を入れる。6日から開催している東京店での個展(商談会)で披露中。

 宇仁麻美子専務によると、このほど開催した大阪展は、商談会形式とし、銀行や仕入れ先に案内を出さなかったことも関係して来場者数は例年の半数程度だった。しかし、「顧客との商談はしっかりできたし、緊急事態宣言解除後、日常に戻りつつある雰囲気を感じてもらえたのでは」と手応えを示す。

 大阪展で特に顧客の目を引いたのが、抗ウイルスや抗菌加工。とりわけSEKマークも取得する高橋練染(京都市)の抗ウイルス・制菌加工「デオファクター」がアパレルだけでなく雑貨関連の顧客からも注目された。無地、プリント各種で展開し、「顧客の拡販のきっかけになってくれれば」(宇仁専務)と今後の売れ行きに期待を示す。

 サステイナブルという切り口も注目された。21春夏向けから蝶理の再生ポリエステル糸「エコブルー」を緯糸に配した生地を3品番投入したほか、キュプラ繊維やトリアセテートも充実し、サステイナブル需要の取り込みを狙う。拡大方針を掲げる播州産地の綿ジャカードや高島産地の「高島ちぢみ」といった天然繊維使いも「これまでの展示会で一番注目された」と拡販への手応えを得た。

 東京展は“3密”を避けるため6日から10日までの長丁場開催としたが、宇仁専務は「20秋冬の現物もあるし、常設展示にしているので、商談会後もいつでも来店してほしい」と話す。