タイ/学生服大手、コロナ禍で最大30%減収見込み

2020年07月07日(Tue曜日) 午後1時22分

 学生服の製造・販売を手掛けるタイのノムチット・マニュファクチャリングは、新型コロナウイルス感染症の影響で今年の売上高が前年比10~30%縮小するとの予測を示した。「ターン・セータキット」の最新号が報じた。

 タイでは学生服や学校用品の売り上げのほとんどが5月に集中するが、今年は新型コロナの流行で長期にわたって休校となった上、販売活動も制限されたため商機の大半を失った。ノムチットは7月1日の公立学校再開に向けて販売を再開したが、所得が減少している家庭が多いため制服の値上げは実施できず、通年での減収は避けられない見込み。オンライン販売は従来比2倍に拡大したが、全体に占める比率は依然小さいという。

 ノムチットは全国の学校200カ所、モダントレード(近代的な小売業態)300~400店、代理店約100カ所、直営店3カ所で学生服を販売している。

 カシコン銀行傘下の民間総合研究所カシコン・リサーチ・センターによると、今年の新学期開始に伴う支出額は前年比0・1%増の282億6千万バーツ。生徒は増加するものの新型コロナの影響で学用品などへの出資は最小限に抑えられ、学校側も授業料の値上げは控えざるを得ないとみている。

〔NNA〕