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オンワード×ZOZO/11ブランドが再出店/「カシヤマ」でも協業を

2020年07月14日(Tue曜日) 午後1時5分

 オンワードホールディングスの11ブランド・13ショップは8月下旬から、ファッション通販サイト「ゾゾタウン」に約1年半ぶりに再出店する。オンワードパーソナルスタイルのオーダーメードブランド「カシヤマ」もZOZOの展開する「マルチサイズ」で紳士・婦人のセットアップスーツアイテム28種類を完全受注生産で販売開始し、5年後に100億円の売り上げを目指す。

 オンワードホールディングスは2019年2月にゾゾタウンから退店していた。当時、ZOZOは有料会員サービス「ZOZOARIGATOメンバーシップ」で常時10%値引きを行い、ブランド価値を損なうとアパレル業界が反発。自社サイト比率を高める動きになった経緯がある。

 オンワードグループの自社EC(電子商取引)比率は現在、90%を超える。新型コロナウイルス禍で今後も消費者のECサービスへのニーズはさらに高まる見込み。とはいえ、ECでの若年層の取り込みが同社の課題であり、昨年来ZOZOと話し合いを進めてきた。

 今回、「トッカ」「エニィスィス」「J・プレス」などゾゾタウンの顧客と親和性の高い11ブランド・13ショップの出店を8月下旬から開始することを決めた。同時にオーダーメードビジネスでもZOZOとの取り組みをスタートする。

 ZOZOがゾゾタウンで展開するマルチサイズは、「ゾゾスーツ」で得た100万件以上の体型データを活用し、ブランドが企画した商品を、従来のS・M・Lといった数サイズではなく、24~56サイズで展開。身長と体重を商品画面上で選択するだけで、採寸や試着なしに体型に応じて推奨サイズのアイテムが簡単に購入できる。

 オンワードが長年培ってきたオーダーメードスーツの豊富なサイズパターンと、ZOZOのビッグデータから導き出した最適なサイズ設定のノウハウを組み合わせることで、メンズセットアップではジャケット73サイズ、パンツ128サイズの中から、自分に合ったサイズをオンライン上で簡単に購入できる(婦人はサイズレベルを現在調整中)。商品はオンワードが生産し、ZOZOが8月下旬から販売・発送する。価格は1万3200~3万800円。

 今後は婦人シューズなど新規アイテムを増やし、5年後に売上高100億円規模に広げる取り組みとなる。