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東レ 21秋冬スポーツ/新たに「キューダスXT」/サステ素材前面に

2020年07月14日(Tue曜日) 午後1時13分

 東レは21秋冬向けのスポーツ素材で、「サステイナビリティーを意識した素材群の販促に力を入れたい」(大塚潤スポーツ・衣料資材事業部長)と、新たに開発した「キューダスXT」の販売を開始し、「&+(アンドプラス)」や「プライムフレックス」による拡販を計画する。

 同社によると、環境に配慮した素材を求める要望がここに来て強まり、21秋冬に向けては、環境配慮型の素材に「いかに機能性を付与して打ち出せるかが拡販の鍵を握っている」と言う。

 同社は非フッ素系の剤を使った撥水(はっすい)加工を標準装備化するための商品開発に力を入れており、この一環として開発したキューダスXTを21秋冬から投入する。

 1本1本の糸にシリコン系の撥水剤を強固に付着させてあるため、リュックサックやスキーウエアのような耐摩耗性を要求されるアイテムにマッチしているという。

 21秋冬に向けては、このほかアンドプラスやプライムフレックスを前面にスポーツ素材商戦に臨んでいる。

 アンドプラスはペットボトルのトレーサビリティーにまでこだわって開発した再生ポリエステル。既存品に比べ白度を大きく改善したほか、これまでは紡糸できなかったマイクロタイプや異形断面タイプなどを生産できるのが武器となる。

 「各ブランドに落とし込むための開発を強化している」と言い、アンドプラス化したプライムフレックスや「KARUISHI(軽石)」などで商品ラインの拡充を進めている。プライムフレックスではナイロンタイプのラインアップにも意欲を示している。

 同社は例年、11月下旬ンにスポーツ素材展を開催している。2021年度は新型コロナウイルス禍を踏まえ「いずれかの時点で開催の可否を判断する」。12月に延期された「パフォーマンスデイズ」には出展を予定している。