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東レ 婦人・紳士衣料事業部/初のウェブ展を開催/シルキー・ナチュラル2本立てで

2020年07月21日(Tue曜日) 午後1時12分

 東レの婦人・紳士衣料事業部は21春夏の婦人服地で、トレンドがフェミニンな方向へ振れる一方、上質感のあるカジュアルを求める流れも続くと見通している。

 このほど開いた初のウェブ展でピックアップされた品番を踏まえ、シルキー素材「キナリ」や上質なナチュラル感を持たせた素材群を重点的に投入する。

 20春夏商戦では、麻調「リランチェ」や紫外線遮蔽(しゃへい)「ボディシェル」、サテンやオーガンジーのような商品群の荷動きが活発で昨年末までのデリバリーは順調だったものの、新型コロナウイルス感染拡大の影響で年明け以降、追加分のオーダーが来なかったという。

 新型コロナ禍で5月下旬に予定していた21春夏向けの婦人・紳士向け素材展の開催を見送る一方、6月22日から30日にかけて初のウェブ展を開催した。

 「キナリ」、フェミニン、ベーシック、ナチュラル、ホワイトという5コンセプトを掲げ、トータルで50~60品番に絞り込んだ来春夏向けのプロモート素材を紹介。ウェブ展には800~900人が来場したという。

 来場者はネット経由で注目素材をピックアップできるようになっており、5番目までの上位には「ダーミザクス」にクリアラミネーションを施した極薄タフタ▽マイクロファイバー使いのダーミザクス3層織物▽キナリのビンテージシボサテン▽キナリのポリウレタンによる2ウエーストレッチ織物▽キナリ・綿・3GT繊維によるシルキーストレッチタッサー――がランクされた。

 この結果を踏まえ、21春夏ではキナリとともに「ボディシェル」を中心とする透けにくい薄地、ナチュラルな麻調の表面感が特徴の「リランチェ」、「リランチェS2」、シルキー「シルック」シリーズなどを打ち出す。

 ピックアップした来場者のアドレスに販促のためのメールを送り商談を進めており、いずれかのタイミングで本社ビル内にスペースを用意し、「個別の商談会を開催したい」(石井慎二婦人・紳士衣料事業部長)としている。