全国テキスタイル産地Ⅰ

2020年07月30日(Thu曜日)

コロナショックを吹き飛ばせ!

全国に散らばるテキスタイル産地や染色加工場の生産数量、事業所数、設備台数は減少を続けている。ピーク時の10分の1規模が平均値だ。そこに新型コロナウイルス禍による全世界的な不況が重なった。日本の繊維業界で言えばその影響はまず店頭やアパレルなどの川下を直撃。“コロナ倒産”も増えている。川中に位置するテキスタイル産地にもその影響はタイムラグを伴って表れ始めた。衣料品が売れない以上、産地に生地の発注は来ない。資材系も、自動車生産が停止したことなどで減産を余儀なくされている。ただ、一部ではあるが、布マスク地の生産で織機をフル稼働させる例や、切り売り向けの生地加工でフル稼働する染色加工場の例もある。抗ウイルスや抗菌といった新たな切り口の商材も出つつあり、「21春夏はゼロから仕切り直す」として新たなモノ作りを志向するアパレルもいる。光明はゼロではない。