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UF膜が中国・排水処理設備に採用/東レ

2020年08月04日(Tue曜日) 午後1時23分

 東レが展開する世界最大級の膜面積を持つ中空糸膜型限外ろ過(UF)膜「HFUG―2020AN」(以下HFUG)が中国・無錫市の大型排水処理設備に採用され、6月から本格稼働を開始した。

 HFUGは独自の製膜技術により膜強度や透水性能を維持したまま中空糸膜を細糸化することで、従来品と同じ容器に25%増の90平方メートルの膜面積を充填(じゅうてん)することに成功。排水処理設備の20%のコンパクト化を可能にした。配管部品やバルブ等も減らすことができるため、コストダウンにもつながる。

 今回、HFUGを採用したハイテク工業団地排水処理施設は金科環境股フンが建設しており、日量3万4千トンの排水を精製する。中国の厳しい水質基準を満たすHFUGの性能、コンパクトさが評価され採用に至った。

 2019年にHFUGを販売して以降、グローバル市場での採用が広がっているといい、中国と並ぶUF膜の大市場・米国では日量1万トンのアイダホ州公共下水回収案件での採用が決まっている。ポーランドでは日量7500トン規模の工業用水処理設備が稼働しているという。