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三菱ケミカル「アクリライト」/新型コロナで出荷急増/抗ウイルスグレードも開発中

2020年08月04日(Tue曜日) 午後1時23分

 三菱ケミカルが展開するアクリル樹脂板「アクリライト」が新型コロナウイルス禍の中、人と対面する際の飛沫(ひまつ)感染を防止するパーティションとして使用されるに伴い4月から受注が激増しているという。

 アクリル樹脂は加工の自由度が高くガラス以上の透明度、軽量、強靭といった物性を持っているほか、野外での変形や劣化などの変質を起こしにくいため、液晶ディスプレーのバックライト、照明、携帯電話やデジタルカメラの表示窓、水族館の水槽、美術館の展示ケースなど幅広い用途で使われている。

 新型コロナの感染対策として「アクリライトEX」、「同L」が飛沫拡散防止パーティションに使われており、4月から加速度的に出荷が増えているという。

 同社は今後、傷付きにくい「同MR」、ウイルスが付着しにくい「同フロスティ」の拡販を強化するとともに抗ウイルスグレードの開発にも着手。廃棄問題を見据えリサイクル体制の構築にも着手している。