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東レ/品質データ基盤を構築/NECとの共同で

2020年08月05日(Wed曜日) 午後1時6分

 東レ、日本電気(NEC)は製品の品質検査情報をデジタルデータで収集・共有する品質データ基盤を構築した。既に東レグループ内での運用を一部で開始しており、この基盤を通じ顧客を始めとするグループ外の企業とも品質データを共有することで品質保証体制の向上を目指す。

 NECは製造業の競争力の源泉である品質管理の向上を目的にIoTやAI等を活用した品質DX(デジタル技術で企業を変革するデジタルトランスフォーメーション)を立ち上げ、製造業における品質管理のデジタル化を支援してきた。

 製造現場の人や設備にかかわる情報だけでなく、原料、委託品の検査情報をデジタル化して管理するもの。さらに、取引先等と検査データを共有、分析することでサプライチェーンを通じた品質向上に貢献するという。

 今回の両社の取り組みはこの品質DXのソリューションの一つである品質データ基盤を用いて、東レグループにおける品質保証体制を強化する。

 具体的には、検査機器から抽出した製品の品質検査情報をデジタルデータとして収集・保存し、NECとともに構築した品質データ基盤を通じこれらの情報をサプライチェーン上で共有する。

 共有プロセスには人手が介することがないため、品質検査情報の信頼性向上、品質保証業務の効率化につながる。

 東レグループでは既に生産拠点の一部にこの品質データ基盤を導入しており今後、共有範囲を顧客やグループ外へも広げサプライチェーントータルで品質管理レベルの向上を目指す。