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東レの「ウルトラスエード」/奨学金受賞作品を披露/中国若手デザイナー支援に注力

2020年08月12日(Wed曜日) 午後1時24分

 【上海支局】東レは、スエード調人工皮革「ウルトラスエード」のファッション用途での採用拡大に向け、中国の若手デザイナーの支援に力を入れている。7日、上海市内でメディア関係者を集め、奨学金制度「ウルトラスエード×レーベルフッド イノベーションアワード」の2020年受賞者、スタッフオンリーのコレクションを披露した。

 スタッフオンリーは、周師墨と温雅の両氏から成るメンズブランドのデザイナーユニット。東レは「時代を切り取ったコンセプトを作品に落とし込むクリエーションにより、ファッションの可能性を大きく広げることができる」などと評価し、受賞者に選んだ。

 今回披露した20秋冬コレクションは、ジャンパーなどのアウターと帽子、鞄にウルトラスエードを全面的に採用している。温雅氏は「個性が強い素材で、デザインしやすかった」と話した。

 同奨学金は、東レが19年3月、セレクトショップと若手デザイナーのインキュベーター事業を展開するレーベルフッドと共同で創設。今年で2回目の受賞者選出となる。受賞者には奨学金10万元を贈与するとともに、レーベルフッド主催のショー参加に向け、ウルトラスエードの素材提供と技術サポートを行っている。

 今年3月の上海ファッションウィークの中で、今回のコレクションを発表する予定だった。ところが新型コロナウイルスの感染拡大を受け、同イベントがオンライン開催に変更になったため、同コレクションも4月10日にオンラインを通じ発表した。