倉紡貿易〈上海〉/抗ウイルス加工を武器に/中国内販の強化へ

2020年08月19日(Wed曜日) 午後1時25分

 【上海支局】クラボウの現地法人、倉紡貿易〈上海〉が、中国内販の強化に取り組んでいる。新型コロナウイルス禍後、中国でも関心が高まっている抗ウイルス加工などを武器に、既存顧客の深耕と新規顧客の開拓を図っていく。

 新型コロナの感染拡大後、抗菌・抗ウイルス機能繊維加工技術「クレンゼ」への、地場アパレルからの問い合わせが増えている。

 「クレンゼで加工した機能性生地の販売を増やしていきたい」と井上秀雄総経理は話す。

 内販のもう1つの柱に据えるのが、生体模倣材「エアーフレイク」だ。アイダーダウンの羽毛を模倣したポリエステル素材で、かさ高性と保温性の高さが特長。「地場のダウンウエア・アウトドアブラドにはダウンウエアの中わたとして、ホームテキスタイルメーカーにはふとん用中わたとして提案を進めている」(井上総経理)と言う。

 同社の1~7月売上高は、新型コロナの打撃を受け、前年同期に比べ約3割減った。今年後半は内販拡大に努め、挽回を図っていく。