インド/綿糸紡績業の売上高が本年度は3割減と予測

2020年09月02日(Wed曜日) 午後1時29分

 インドの格付け会社クリシルの調査部門クリシル・リサーチは、本年度(2020年4月~21年3月)に国内の綿糸紡績業者の売上高が30~35%減少し、6年ぶりの低水準になるとの予測を示した。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い国内外で繊維製品の需要が減退していることが主因。「PTI通信」が8月26日に伝えた。

 クリシル・リサーチの報告書によると、綿糸需要全体の7割を占める国内向けは、既製服や家庭用繊維製品など一般消費の減退による影響を受けている。輸出売上高は綿糸の主要輸出国である中国とバングラデシュからの注文減少により落ち込みを見せている。

 綿糸価格が4~6月期に10~15%下落、綿糸紡績業者は在庫評価損を計上しており、売上高の減少と合わせて二重苦に直面しているという。

 新型コロナの影響で綿糸取引量が減少したため、本年度開始時点の綿糸の在庫は4~4・5カ月分となり、過去2年の平均である3~3・5カ月を上回った。〔NNA〕