「チンテ・テクテキスタイル」開催/医療用品・防疫エリアを新設/欧州系出展者は織機訴求

2020年09月07日(Mon曜日) 午後1時29分

 【上海支局】産業用繊維・不織布の国際見本市「チンテ・テクテキスタイル・チャイナ」が2~4日、中国・上海市の上海新国際博覧センターで開かれた。新型コロナウイルス感染拡大を受け、医療用品・防疫設備コーナーを新設。海外出展者は欧州系設備メーカーが中心で、織機の最新鋭機を紹介した。

 チンテはドイツ・フランクフルトで開催される「テクテキスタイル」の中国版で、2年に1度開催されている。

 医療用品・防疫設備関連は、不織布などの原料から、マスクや医療用ガウン、防護服などの製品までさまざまな地場メーカーが出展した。

 ジョ州●●的選択科技は、KN95マスクと医療用マスク、メルトブロー不織布などをメインに訴求。同社は、紙おむつや生理用品などの衛生材料と、それらに使う不織布のメーカーで、華東地区では有数の生産規模と言う。

 日本向けが売り上げの4、5割を占める浙江恒燿新材料は、衛生材料やマスク向けの不織布を出展した。メルトブロー不織布は足元で価格競争が激しくなっており、苦戦している。そのため、現状のミドルゾーンから高付加価値ゾーンにシフトしていく計画を持つ。

 一方、イタリアのイテマテックは、扁平(へんぺい)糸などの特殊糸を織るのに適した「ユニラップ」や、高張力織物が生産できる「ヘラクレス」などを、ポップや生地サンプルで紹介した。

 ベルギーのピカノールは、農業や自動車、ホームテキスタイルなど多彩な産業向けの生地を生産する織機を、ポップでアピールした。

(●は父の下に巴)