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帝人フロンティア/エコペットをリニューアル/再生ポリの総合ブランドに

2020年09月09日(Wed曜日) 午後1時7分

 帝人フロンティアは今年で25周年となる「エコペット」ブランドをリニューアルし、各種リサイクル技術による再生ポリエステルの総合ブランドとした。

 1995年からマテリアルリサイクル「エコペット」、2000年からケミカルリサイクル「エコペットプラス」を展開してきたが、今年7月に統一して「エコペット」とした。同時にブランドの定義を「製造工程で発生したポリエステルくずや、回収された使用済みポリエステル製品などからリサイクル技術により再生されたポリエステル繊維とそれを使用した製品」とし、ポリエステル繊維だけでなく、不織布や構造体、テキスタイル、縫製品などを含む形とした。エコペットとして展開する製品の混率や品質などの基準は今後発表される予定。

 日光信二代表取締役社長執行役員は「これまでモノ作りの手法でブランドを分けていたが、大事なのは消費者からどう受け止められるか。環境に優しいモノをできるだけ世の中に広めていくために統一した」とブランド統一について説明し、「エコの商材を世の中に広めていくため、100%だけでなく混率を下げても『エコペット』として展開できる形にする」と話した。

 同社の環境活動指針「シンクエコ」では30年度にリサイクル素材の比率を50%以上に高める方針を掲げている。一般的には通常のポリエステル繊維の価格に対し、マテリアルリサイクルが約1・5倍、ケミカルリサイクルのBHET法が約2倍、DMT法が約2・5倍とされている。

 エコペットは水切り袋用から始まった後にユニフォームなどに広がり、エコペットプラスはアウトドアなどで展開してきた。マテリアルリサイクルとケミカルリサイクルによる累計生産量は50万トンに達している。