8月の中国繊維品輸出/衣類が8カ月ぶりプラス/マスク特需で紡織品増勢

2020年09月10日(Thu曜日) 午後1時17分

 【上海支局】中国海関総署がこのほど発表した貿易速報によると、紡織品(紡績糸や生地、ホームテキスタイルなど)と衣類(服飾雑貨含む)を合わせた2020年8月の中国繊維品輸出は、前年同月に比べ23・2%増の309億ドルだった。海外で新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、マスクを含む紡織品の増勢が続いた。衣類は19年12月以来、8カ月ぶりに前年同月水準を超えた。

 うち紡織品は147億ドルで、48・5%増と高水準の伸びが続いた。伸び率は7月に比べ0・8ポイント縮小した。

 衣類は162億ドルで6・6%増えた。年初から前月まで前年同月割れが続いていたが、プラスに転じた。

 20年1~8月の繊維品輸出は、1874億ドルで8・1%増えた。うち紡織品は33・4%増の1048億ドル、衣類は12・9%減の826億ドルだった。

〈輸出が3カ月連続増〉

 中国の20年8月輸出は前年同月に比べ9・5%増の2352億ドルだった。3カ月連続で前年同月を上回った。伸び率も7月から2・3ポイント拡大した。マスクやパソコンなどがけん引した。

 国・地域別輸出は、最大のASEAN地域と米国が、それぞれ12・9%、20%増えた。米国向けの伸びは今年最大となった。欧州連合と日本は各6・5%、0・8%減った。