ごえんぼう

2020年09月15日(Tue曜日)

12年前のきょう9月15日、米投資銀行大手リーマンブラザーズが経営破綻した。いわゆる「リーマン・ショック」の始まりである▼誰が言い出したのかは知らないが「100年に一度の世界経済危機」である。日本の株式市場も1万2千円を超えていた平均株価が、10月28日には7千円を割る。暴落前の水準に戻るまで4年半かかった。ところが今回のコロナ禍では約半年で回復した▼4~6月の実質GDPが年率換算で28・1%のマイナスになったことなどどこ吹く風。この実体経済と株価とのかい離現象は米国でも同様で、12年前とは全く違う。その背景にあるのは「経済の金融化」と呼ばれる動き。俗っぽく言えば「カジノ資本主義」である▼金融とは資金を融通すること。本来は実体経済を円滑に回すための「血液」のはずだった。それが主役に躍り出ている。その矛盾はいつか必ず爆発する。100年なんて待ってくれない。