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東レインターナショナル/中経で売上収益1兆円を/潜在力は中国市場に

2020年09月16日(Wed曜日) 午後1時5分

 東レインターナショナルは、進行中の中期経営課題の最終2023年3月期に同社グループで売上収益1兆円を目指す。3年間で約1500億円の増収計画だが、沓澤徹社長は「中国市場の潜在力に期待をかける」と話し、機能性が生かせる衣料品(スポーツ衣料など)や産業資材分野で提案を強める。

 21年3月期が初年度の中期経営課題では、成長分野と成長国・地域でのグローバルな事業拡大、国内・海外一体運営の深化・高度化の追求、一貫型事業の強化と拡大――の三つを基本方針に据える。その上で、重点顧客との取り組み強化や顧客起点のソリューション提案強化など、四つの重点施策を推進する。

 前中経が着地した20年3月期単体売上高は約6千億円、海外が約2500億円。中経初年度の21年3月期(東レグループは当期からIFRSを適用)は新型コロナウイルス感染拡大の影響もあって前期の実績には届かないとみるが、22年3月期には回復に入っていると予想する。

 そうした状況下で着実な事業拡大を目指すが、「本体よりも海外が成長の原動力」と捉える。その中でも市場としての潜在力は中国が一番とし、東麗国際貿易〈中国〉(TICH)を拠点に機能性衣料や産業資材を深耕する。産業資材では自動車やフィルター、土木関連で拡大を狙う。

 中国以外ではベトナムやバングラデシュでサプライチェーンの高度化を図る方針で、生地製造業などとの連携を深める。現状は日本のスポーツアパレル向けの製品を主に生産しているが、今後は海外スポーツアパレル向けの製品を増やしたいとしている。トルコからの輸出も増やす。