中国の8月生産・消費・投資/上昇基調続く/繊維業も回復傾向

2020年09月17日(Thu曜日) 午後1時37分

 【上海支局】中国国家統計局によると、2020年8月の社会消費品小売総額(小売売上高)と工業増加値(工業製品の付加価値)、20年1~8月の固定資産投資は、上昇基調が続いた。

 繊維関連は、社会消費品小売総額が今年初のプラス成長になるなど、回復傾向を示した。

〈ほぼ横ばいに回復 繊維業は13・9%減/1~8月の固定資産投資〉

 20年1~8月の固定資産投資額(農家を除く)は37兆8834億元で、前年同期に比べ0・3%減った。1~2月から7期連続で前年同期を下回ったものの、下げ幅は1~7月に比べ1・3ポイント縮小した。不動産投資の伸びや、インフラ投資の回復などが貢献した。

 製造業の投資は、8・1%減だった。下げ幅は2・1ポイント縮小。うち繊維業は13・9%減となった。下げ幅は3・5ポイント縮小した。

〈今年初めてのプラス成長 衣料品も水面上に浮上/8月の社会消費品小売総額〉

 20年8月の社会消費品小売総額は3兆3571億元で、前年同月と比べた名目増減率は0・5%増えた。19年12月以来、8カ月ぶりのプラス成長となった。

 うち衣料品(衣類・靴・帽子・ニット品)は4・2%増の967億元で、こちらも水面上に浮上した。前年同期を上回るのは、今年初めて。

 20年1~8月の社会消費品小売総額は23兆8029億元で、前年同期に比べ8・6%減った。ネット通販小売額は9・5%増の7兆326億元。モノのネット通販小売額は5兆8651億元で、15・8%増えた。うち衣料品は18・3%減った。

〈5カ月連続で上昇 繊維業の上昇幅再び拡大/8月の工業増加値〉

 20年8月の一定規模以上工業企業の物価要因を除いた増加値は、前年同月に比べ5・6%増えた。4月以来5カ月連続で上昇した。上昇幅は7月から0・8ポイント拡大した。

 主な41産業のうち、29産業が前年同月を上回った。前年同月を超えた産業は、7月から4産業増えた。

 うち繊維業は、3・3%増えた。上昇幅は7月から2・6ポイント拡大した。上昇幅の拡大は3カ月ぶり。

 生産販売率は98・2%で、前年同月から0・4ポイント縮小。7月に比べ0・2ポイント縮小した。

 輸出出荷額は、1・2%増の1億452万元だった。上昇幅は、前年同期から0・4ポイント縮小している。7月に比べ0・4ポイント縮小。

 1~8月の一定規模以上工業企業の物価要因を除いた増加値は、前年同期に比べ0・4%増えた。前年同期を上回るのは、今年初。うち繊維業は2・8%減だった。