中国・繊維アパレル企業の20年1~6月業績(1)/第1回レディース/コロナ禍で赤字か減益

2020年10月01日(Thu曜日) 午後1時28分

 中国のレディース各社は、業績が変調を来たしていたところに新型コロナウイルス禍の直撃を受けた。2020年1~6月は上場企業8社のうち、4社が赤字、3社が前年同期に比べ減益だった。

 カジュアルブランド「ラ・シャベル」を運営する上海拉夏貝爾は、売上高が63・7%減の14億3457万元、純損失が7億1551万元の赤字だった。前年同期(純損失5億6468万元)から赤字幅が拡大した。

 経営危機に陥り、昨年から不採算店の大量閉店などに取り組んでいる。9月にはネット通販サイトの販売ライセンスを、製品サプライヤーや加盟店などの取引先に譲渡すると発表。現地メディアによると、サプライヤーへの未払金が約16億元あり、この問題に対応した苦肉の策とみられる。

 深セン発の中高級レディースグループ、贏家時尚集団(エッカ・グループ)は、純利益が18・5%少ない1億1943万元だった。売上高は「ナアールス」など3ブランドを傘下に収めたことで、49・8%多い20億300万元となった。

 2、3月に新型コロナ禍の影響を実店舗が受ける中、ネット通販を加速した。その結果、ネット通販の売上高は2倍強の2億7239万元に増えた。ネット通販の構成比は13・6%となり、3・8ポイント拡大している。

 高級レディース「エラッセイ」など、マルチブランドを展開する歌力思は、純利益が37・8%増の2億6226万元だった。上場8社の中で唯一、増益を達成した。新型コロナ禍の影響で販売費などのコストが大幅に減ったことが影響したようだ。

 高級レディースの朗姿、錦泓集団は、共に赤字に転落した。中高級レディースの日播時尚は、純損失が9758万元の赤字で、前年同期(純損失1627万元)から赤字幅が拡大した。

 中国の繊維・アパレル上場企業の20年1~6月業績が出そろった。分野ごとに紹介する。

(上海支局)