中国・繊維アパレル企業の20年1~6月業績(2)/メンズ/ほぼ全社減収、5社は赤字

2020年10月02日(Fri曜日) 午後1時30分

 中国のメンズ15社の2020年1~6月業績は、雅戈爾を除く14社の売上高が前年同期を割った。純損益も5社が赤字、5社が減益と、厳しい内容になった。

 「海瀾之家(HLA)」を展開するメンズ最大手、海瀾之家は、純利益が前年同期に比べ55・4%減の9億4736万元となった。新型コロナウイルス禍による実店舗の売り上げ減少と、在庫損失3億7491億元を計上したことが響いた。売上高は、24・4%減の81億200万元だった。

 6月末の滞留在庫は82億元で、流動資産の41%を占めている。うち、半分弱はサプライヤーの工場に返品できる在庫と同社は説明するが、過剰在庫の山が重くのしかかっているのは間違いない。

 「ヤンガー」ブランドや不動産事業を手掛ける雅戈爾は、売上高が51・8%増の69億5753万元、純利益が41・9%増の28億7606万元だった。不動産事業が貢献した。アパレル事業の売上高は26億2850万元、純利益は3億9501万元で、それぞれ16・7%、39%減っている。

 「GXG」を展開する慕尚集団は、純損益が前年同期の8967万元の黒字から、1億3287万元の赤字に転落した。新型コロナ禍で実店舗の売上高が大幅に減ったほか、在庫処理のためのセールを実施し、利益率が悪化した。

 ネット通販の売上高は、17・7%増の6億6167万元。売り上げ全体に占める割合は、前年同期の3割強から、6割強に増えている。

 「サイント・アンジェロ」などを展開する報喜鳥は、純利益が1億1611万元で4%増えた。売上高は13億7315万元で、4%減った。

 サイント アンジェロの売上高は4億3513万元で2割弱減ったものの、カジュアル「ハジーズ」やユニフォーム「宝鳥」などが増収だった。

 「シャンシャン」の杉杉品牌は、純損益が前年同期の748万元の黒字から、7279万元の赤字に転落した。

(上海支局)