香港・ボッシーニ/赤字が2.6倍に拡大/20年6月期

2020年10月05日(Mon曜日) 午後1時28分

 香港でカジュアル衣料を販売するボッシーニ・インターナショナル・ホールディングス(堡獅龍国際集団)はこのほど、2020年6月期決算の純損益が3億6800万香港ドルの赤字だったと発表した。赤字額は前年同期の1億3900万香港ドルから2・64倍に膨らんだ。

 売上高は26・6%減の10億9200万香港ドル。既存店ベースでは14%減った。ボッシーニは、米中貿易摩擦や域内の社会混乱、新型コロナウイルスの世界的感染拡大、暖冬などさまざまな要因が小売環境と消費者心理に影響を及ぼしたと説明した。

 市場別に見ると、香港・マカオの売上高は32・0%減の7億1600万香港ドル。売上高全体に占める割合は65・6%となり、前年同期の70・7%から減少した。中国本土の売上高は10・7%減の2億9600万香港ドル。シンガポールは23・4%減の8千万香港ドルだった。

 6月末時点の店舗総数は直営店、フランチャイズ店合わせて982店で、19年6月末時点から79店減った。全店舗のうち直営店は209店で、フランチャイズ店は773店。直営店の内訳は香港・マカオが1店減の38店、本土が21店減の154店、シンガポールが2店増の17店だった。19年6月末時点で57店あった台湾の店舗は全て店じまいした。

 本土の非凡中国控股(ビバ・チャイナ・ホールディングス)が今年7月にボッシーニを買収して同社の主要株主となったことから、新経営陣が発足した。

 ボッシーニは、現在の小売業界の苦しい状況に対応するため、コスト削減など各種の手を打っているものの、新経営陣は全体の業績が力強く回復するとは考えていないと説明した。[NNA]