香港・エスプリ20年通期/40億香港ドルに赤字拡大/2年以内の黒字化へ再建

2020年10月07日(Wed曜日) 午後1時25分

 香港のアパレル大手、思捷環球控股(エスプリ・ホールディングス)が9月29日に発表した2020年6月期本決算(未監査の暫定値)は、純損益が39億9200万香港ドルの赤字となった。赤字額は前年の21億4400万香港ドルから86・2%拡大した。

 売上高は前年比23・6%減の98億7400万香港ドル。為替変動の影響を除くと21%の減収だった。新型コロナウイルス禍で大きな影響を受けた。欧米での売り上げは3~6月に前年同期比で41%減少。3月半ばから5月半ばまで、店舗の臨時休業を余儀なくされた。

 市場別の売上高は主力のドイツが26・1%減の32億7千万香港ドル、ドイツを除く欧米が24・8%減の26億7500万香港ドル、アジア太平洋地域が50・4%減の5億4700万香港ドルとなった。

 同社は再建計画の一環として、6月末までに中国本土を除くアジアの全店舗56店を閉鎖。6月末時点で本土の全店舗を閉鎖しており、新戦略を策定中だという。

 21年6月期の見通しについては、具体的な予測は困難としつつも、第1四半期に当たる7~9月期の業績は期待できそうだと説明。向こう2年以内の黒字化に向けた再建計画を進めていく方針を示した。[NNA]