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東レ「マックスペックV」/新たに抗ウイルス素材/洗濯耐久性と両立

2020年10月08日(Thu曜日) 午後1時7分

 東レは優れた洗濯耐久性、着用快適性が特徴の抗ウイルス素材「マックスペックV」を開発した。2021年1月からポリエステル100%の織物、ニットで販売を開始し22年度で30万メートル、25年度で100万メートルの販売を計画する。

 ウイルスの外側に脂質膜(エンベロープ)のあるエンベロープ型ウイルスに効果を発揮する。インフルエンザやコロナウイルスはエンベロープ型、ノロウイルスなどはノンエンベロープ型に分類される。

 抗ウイルス性能により生地に付着したウイルスのエンベロープを破壊することでウイルスの数を減少させる。

 繊維評価技術協議会によるエンベロープ型ウイルスに対する抗ウイルス性認定(SEK抗ウイルス加工マーク)を取得している。今のところ、A型インフルエンザへの効果を確認しているが、新型コロナウイルスでは未確認。

 これまではポリエステル綿混が使われるケースが多かったというが、東レは最適な薬剤の使用、ポリエステルへの独自の薬剤固定化技術を確立し、洗濯耐久性、柔らかな風合いと抗ウイルス性能とを両立させたマックスペックVを開発した。

 「さまざまな用途から引き合いが来ている」といい、ユニフォームやスポーツ、カジュアル、ファッション、子供服などの幅広い用途に売り込んでいく。マスクなど口、鼻孔に近い部位、生後24カ月以下の乳幼児用品向けには販売しない。