ベトナム/EUとのFTA、ブランド品市場を活性化へ

2020年10月13日(Tue曜日) 午後1時32分

 ベトナムの複合企業アイメックス・パンパシフィック・グループ(IPPG)のジョナサン・ハイン・グエン会長は、欧州連合(EU)との自由貿易協定(EVFTA)が国内の高級ブランド品市場を活性化させるとの見方を示した。輸入関税の減免により、ベトナム人と外国人旅行者の需要が増えると見込む。地元各紙が伝えた。

 税率の低下が進むことで、南部キエンザン省フーコック島、中部カインホア省バクバンフォン、同ダナン市などリゾート地を中心に、EUの高級ブランド品市場規模は3億~5億ドルになると指摘した。これまでは高級品に30~40%以上の関税が課されていたが、EVFTAの恩恵でシンガポールや香港、フランスなどのようにブランド品の需要を開拓できるとみている。

 グエン氏は「免税の商品が増えれば、外国人旅行者1億人も達成できる」と話した。ベトナム人もより低価格でブランド品を入手できるようになるという。

 EU加盟27カ国の対ベトナム貿易は入超が続いており、昨年は輸出額が344億ユーロ、輸入額が111億ユーロ。収支は233億ユーロの赤字だった。IPPGはEUのファッション製品などを輸入販売しており、グエン氏はベトナムで「ブランド品王」と呼ばれる。

[NNA]