中国・繊維アパレル企業の 20年1~6月業績(9)ホームテキスタイル

2020年10月14日(Wed曜日)

ホームテキスタイル6社の2020年1~6月業績は、3社が増益、残り3社は減益と、勝者と敗者に二分された。もっとも敗者も、赤字には陥っていない。新型コロナウイルス下の“巣ごもり消費”の恩恵があったとみられる。

 形状記憶機能を持ったベッドと枕を国内外で製造販売する夢百合は、売上高が前年同期に比べ52・9%増の24億1602万元、純利益が2・9%増の1億5478万元で、6社の中で唯一、増収増益を達成した。売上高は羅莱生活科技を抜き、トップになった。大幅増収の要因は、新規顧客の開拓で成果を上げたことと、買収した子会社が連結対象になったこと。

 ボリュームから高級ゾーン、ネット通販専門ブランドまでマルチブランド化を進める羅莱生活科技は、売上高が19億587万元、純利益が1億6728万元で、それぞれ12・9%、19・3%減った。

 全国で1301店(前年同期末は1350店)を展開する富安娜家居用品は、純利益が1億6742万元で8・1%増えた。売上高は0・4%減の11億28万元で、ほぼ前年同期並みを維持した。直営店の強化とネット通販の拡大が功を奏した。

 中高級ゾーンを手掛ける水星家紡は、売上高が11億6662万元、純利益が9525万元で、各8・5%、29・2%減った。

 地方の3、4級都市を中心に店舗展開する夢潔家紡も売上高が8億8634万元、純利益が4572万元で、それぞれ22・9%、45%減った。

 ソファーなどの家具の生地を製造販売する衆望布芸は9月、上海証券取引所に上場した。7月末に同証券取引所に提出した上場目論見書によると、売上高見通しは1億7580~1億9180万元で、14・5~6・7%減る。純利益は4730~5160万元で、21~32%増える。(上海支局)