アダストリア「ニコアンド」/ロゴ入りTシャツなど販売好調/人気「潮牌」ブランドに

2020年10月14日(Wed曜日) 午後1時46分

 【上海支局】アダストリアが運営するライフスタイルブランド「ニコアンド」中国1号店(上海市)でのアパレル販売が好調だ。ロゴ入りのTシャツやトレーナーが売れている。ローカライズ(現地化)にこだわったプロモーションが功を奏し、人気「潮牌(ストリートブランド)」の地位を確立しつつある(1面参照)。

 同店の売り上げ構成比は、レディース55%、メンズ25%、雑貨・家具10%、フード10%。「メンズの25%は想定外の高さ。“潮牌ブーム”で女性が肩を落として着るために、メンズを買っている」と中国法人、愛徳利亜(上海)商貿の小澤隆行・経営企画室長は話す。

 家具もアメリカンビンテージ風のソファーなどが予想以上の売れ行きだ。「日常使いではない、見て楽しむ雑貨の動きも良い。非実用的なプラスアルファの商品にお金を出す人が増えている」。

 同店のポジションは、日本のニコアンドよりもアッパー寄りとなっている。上海の最先端のストリートブランドなどと積極的にコラボレーションすることで、ファッションに敏感な90、00年代生まれの女性に人気の「潮牌(ストリートブランド)」のポジションを固めつつある。

 サイズなど、中国と日本の好みの違いに対応するため、アパレルは中国企画を充実させている。特に売れているのが、ロゴ入りのTシャツやトレーナーだ。7月にトップKOL(キーオピニオンリーダー)の李佳琦氏をMCに招き、実施したライブコマースでは数時間でロゴ入りTシャツを2万7千枚売った。

 中国1号店の開業から1年を迎える12月中旬に、2号店を上海市中心部の南京西路で開業する。売り場面積は1号店よりも約1千平方㍍小さい1500平方㍍。2階層の路面店で、1階で雑貨、メンズ、カフェ、2階でレディースを取り扱う。周辺はオフィスワーカーが多いため、働く女性がゆっくり買い物できる店にする。