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特集 北陸ヤーンフェア2020(3)/出展者の見どころ

2020年10月14日(Wed曜日) 午後5時4分

〈アンドプラスを重点提案/通常糸と同様の品ぞろえに/東レ〉

 東レは北陸ヤーンフェアで、ポリエステル、ナイロンともサステイナブル素材の提案に力を入れる。特に再生ポリエステル「&+(アンドプラス)」はバージンと同等の品質・機能で幅広い品ぞろえを実現する。

 リサイクル素材は機能性を含めてバージンと変わらない品質と品ぞろえを実現する方向で開発を進めている。特に再生ポリエステルはアンドプラスを軸に、ブライトの異形断面糸やコンジュゲート糸などこれまで市場に少なかった品種を含めて品ぞろえを拡充しており、北陸ヤーンフェアで披露する。例えばオーガンジー系や異形断面糸使いのサテン、コンジュゲートで反発感のあるストレッチなどこれまでリサイクル素材が市場になかったために展開が難しかった生地の生産も可能となる。

 アンドプラスは、協栄産業(栃木県小山市)との連携で高度なフィルタリング技術とペットボトルの洗浄技術を開発し、高品位な原料の安定供給と、多様な繊維断面の生産や細繊度化を実現した商品。「アップサイクル」の考え方の下、グローバルな拡大を目指しており、英文のホームページも設けている。

 トレーサビリティーも特徴の一つで、特殊な添加剤をフットプリントとして投入することで東レが生産した再生糸であることをすぐに検知できるようにしている。要望に応じて証明書を発行するシステムも構築しており、GRS認証と併用することでサステイナブル素材としての信頼性を高めることにつながる。

 今後はナイロンでも、サステイナブル素材を拡充していく考えで、薄地高密度織物に使われる細繊度糸を含めて、開発を進めていく。

〈エコペットを重点提案/環境と機能・感性を両立/帝人フロンティア〉

 帝人フロンティアは今年で25周年となる再生ポリエステル「エコペット」とPTT繊維「ソロテックス」を中心に出展する。

 エコペットはリブランディングを行い、再生ポリエステルの総合ブランドとなった。従来はマテリアルリサイクル「エコペット」とケミカルリサイクル「エコペットプラス」を展開してきたが、7月に「エコペット」に統一。同時にブランドの定義を「製造工程で発生したポリエステルくずや、回収された使用済みポリエステル製品などからリサイクル技術により再生されたポリエステル繊維とそれを使用した製品」としている。

 今回展では感性や機能性を兼ね備えた環境配慮型素材としてエコペットを紹介する。細繊度や異形断面などを含め、通常糸で展開するほぼ全てを再生ポリエステルで可能としており、「新しい生活様式への対応と環境配慮の両方に対応できる商品を展開していく」とする。

 ソロテックスはストレッチ性や形態安定性、柔らかな風合いなどの機能が評価されて販売を伸ばしてきたが、植物由来原料を37%使った環境配慮型素材でもある。残りの部分を再生原料に変えた「ソロテックスエコハイブリッド」を新たに展開しており、注目を集めている。

〈エコブルーをリブランディング/サステの総合ブランドに/蝶理〉

 蝶理は差別化糸の展開を強化する中、北陸ヤーンフェアでは高伸縮糸「テックスブリッド」やサステイナブル素材「エコブルー」などを提案する。特にエコブルーはリブランディングを行い、サステイナブル素材を広く展開するブランドとする。

 再生ポリエステル「エコブルー」は機能別に四つのシリーズを設け、サステイナブル素材の総合ブランドとする。展開品種も広げ、再生ポリエステルだけでなく、再生ナイロン糸やポリ乳酸(PLA)なども扱う予定。北陸ヤーンフェアで方向性を発表し、年末ごろに品ぞろえを固める考えだ。

 エコブルーをサステイナブル素材の冠ブランドとし、その中に「ファースト」「ループ」「オーシャン」「アース」の4シリーズを設ける。エコブルーファーストは、マテリアルリサイクルによる再生ポリエステル繊維を柱とする。糸種を広げ、バージン原料でできるほぼすべての糸種をリサイクルで可能とする。来年初めには協業先のウツミリサイクルシステムズ(大阪市中央区)でリサイクルペレット押出機を稼働させて生産性を上げ、品質・品位を高めながらさらなる普及を狙う。トレーサビリティーが重視される中、特殊添加剤を使ってエコブルーであることを識別できる形にすることも計画している。

 エコブルーループはリユースを視点にしたシリーズで、反毛やケミカルリサイクルを含めて展開する。エコブルーオーシャンでは漁網からの再生ナイロン糸を展開し、エコブルーアースでは植物由来ポリエステルやPLAなども扱う方向で準備を進めている。

 テックスブリッドは今期、20~30%増で推移するなど人気を高めている。快適素材への流れも追い風となり、指名買いも増えているという。

 同社は北陸産地との取り組みをさらに強化するため、今夏に北陸支店(金沢市)の営業担当者を増員した。糸販売におけるフォローを強化するとともに、出口を作りながら川上から川下までの一気通貫で展開するビジネスをさらに拡大していく狙いがある。

〈独自ポリマーで差別化/「ランプ」などを出品/クラレトレーディング〉

 クラレトレーディングは、機能性差別化糸を中心に紹介する。独自の紡糸技術を駆使し、独自ポリマーの繊維化や異形断面形成などで特徴ある糸を展開している。今回展では衣料用途から資材用途まで幅広く応用可能な素材を訴求する。

 重点提案素材は分割繊維「ランプ」、抗菌機能を持つ異形断面ポリエステル「スペースマスターAG」、極細繊維「エルモザ」など。ランプは繊維が11層のマイクロファイバー(ポリエステル/ナイロン)に分かれて細く扁平(へんぺい)な繊維となり、その断面形状から高い拭き取り性能を発揮する。分割後の繊度は約0・3デシテックス(T)で、髪の毛の150分の1~200分の1の細さとなる。素材混率はポリエステル67%・ナイロン33%で、糸種は84T24、167T148をそろえる。

 スペースマスターAGは、銀系抗菌剤を練り込んだ十字断面ポリエステル繊維。銀系抗菌剤が繊維上の細菌の増殖を抑えるとともに、十字断面が毛細管現象を発揮して高い吸水拡散機能を発揮する。紫外線遮蔽(しゃへい)セラミックスも練り込んでいるため、UVケア性も兼ね備える。

 エルモザは水溶性ポリマー「エクセバール」とポリエステルを特殊技術で複合紡糸した海島型繊維。熱水で溶解できるため通常のマイクロファイバーに比べて環境負荷を低減できる。溶解後は0・04Tの極細繊維となり、特殊加工で発現するクリンプによる高い膨らみや発色性も特徴の一つである。

〈再生差別化糸を拡充/エコフレンドリーなど提案/ユニチカトレーディング〉

 ユニチカトレーディングは今回の北陸ヤーンフェアで、環境配慮型素材を前面に打ち出す。リサイクルや植物由来など環境負荷の低減を前提に、差別化糸のバリエーションをそろえて提案する。

 リサイクル素材では、「エコフレンドリー」を紹介する。GRS認証を取得した再生ポリエステルで、差別化糸の商品幅を拡充している。現在はサイド・バイ・サイド型のストレッチ糸「Z10」、開繊糸「FSY」のほか、異形断面糸や極細糸(0・3デシテックス級)などもケミカルリサイクルでそろえる。サステイナビリティーへの注目が高まる中で、エコフレンドリーへの問い合わせも増えており、衣料用途だけでなく資材用途にも拡大していく。

 植物由来繊維では、ポリ乳酸(PLA)「テラマック」やナイロン11「キャストロン」などを紹介する。テラマックはポリ乳酸を原料とする素材で、糸は30~100デシテックスをそろえる。生分解性素材としても注目を高めており、衣料用途でも拡販を図る。

 キャストロンは非可食植物のトウゴマ(ヒマ)からとれるリシノール酸で作る植物由来100%のナイロン11。ナイロン6に比べて軽量性、耐摩耗性、耐化学薬品性、寸法安定性、低温での柔軟性などに優れる。

 同社の原糸販売は北陸産地向けのポリエステル糸を柱に、合繊紡績糸や綿糸を展開する。今上半期の販売は新型コロナウイルス禍の影響を受けているが、下半期は環境配慮型素材を重点提案するとともに、衣料用に加えて産業資材用の開拓にも取り組む。産業資材用は20~30%を占めるが、今後は環境配慮型素材を軸に伸ばしていく。

〈和紙との複合広げる/ストレッチ性も訴求/トスコ〉

 トスコの「北陸ヤーンフェア」出展は3回目となる。前回は約40社からサンプル依頼があったが、「尾州産地の企業からの依頼が意外に多かった」という。このため、北陸産地のフィラメントとの交織だけでなく、出展品を見直すことにした。「オーガニック・サステイナブルゾーン」「和紙・ヘンプゾーン」を設ける。

 今回は麻100%のほか、昨年好評だった和紙との複合を広げる。和紙の細番化を図り、毛番の46番を62番まで細くした。「軽く、ソフトで、強力もある」のが特徴。ヘンプ素材も提案する。

 麻はストレッチ性を欠くのが弱点だったが、「尾州産地ではPTT(ポリトリメチレンテレフタレート)繊維との複合も人気」だった。前回の北陸ヤーンフェアではその混紡タイプを出品し、風合いだけでなく機能性も訴求していた。今回は精紡交撚タイプでの提案を行う予定だ。

 サステイナビリティーを背景とした再生ポリエステルとの複合も提案する。ポリ乳酸繊維と麻との混紡糸も綿番の30単で打ち出す予定だ。

 世界で初めてオーガニック繊維の国際基準GOTSの認証を受けた「オーガニックラミー」、原料のトレーサビリティー(追跡可能性)が可能な「オーガニックリネン」も出品する。

 同社は今年2月のプルミエール・ヴィジョンにも出展した。このオーガニックの2素材を交織した高密度オックスフォードをアウター向けに提案した。同展では麻と再生ポリエステル糸を組み合わせた素材も来場者に訴求しており、海外市場においても環境配慮型素材メーカーとしての認知度を高めている。

〈グループの清潔素材を提案/非衣料用途の拡大図る/東洋紡STC〉

 東洋紡STCと日本エクスラン工業は前回展に引き続いて共同出展し、除菌繊維「アグリーザ」、抗菌防臭や高吸水性などの機能を持つアクリレート系繊維「サピウム」などを提案する。

 非衣料用途への拡販に取り組む中、今回展では東洋紡グループの清潔素材を総合的に紹介する。キャンプ、病院、工場、乗り物などシーンごとに適した素材を提案する。現在の糸販売はインナー用途が中心で非衣料用は少ないが、北陸ヤーンフェアへの出展を通じて提案を加速する。

 アグリーザは銀による除菌効果を持つ繊維で、黄色ブドウ球菌、肺炎かん菌、白癬菌など幅広い菌に対して効果を発揮する。新型コロナ禍で衛生への意識が高まる中で注目を高めており、非衣料用途での引き合いも増えているという。

 このほか、改質レーヨン「リフレス」、原綿改質によって吸湿性を高めた「潤い綿(うるおいコット)」などを紹介する。

 経編み向けのビームサプライシステム「サイプス」も紹介する。綿が主力で40~100番手まで定番として展開しているが、足元ではオーガニック綿使いが増えている。綿だけでなくさまざまな機能素材でもバイオーダーで対応可能。日本エクスラン工業のアクリル短繊維、アクリレート系繊維でのビーム供給も可能となる。

 ナイロンの糸提案も行う。工場の繊維くずから出る廃材を利用した再生ナイロン糸のほか、極細ハイマルチナイロン糸(20D・48F)「シルファイン プレミアム」などを紹介する。シルファインはスポーツの薄地高密度織物だけでなく、インナー用としても柔らかな風合いなどの特徴が注目されているという。

〈多彩な機能糸を提案/衛生加工や環境配慮に焦点/シキボウ〉

 シキボウは、得意の衛生加工や環境配慮型原料を活用した多彩な機能糸を披露する。展示会を通じて、これまで関係が薄かった北陸産地のテキスタイルメーカーとの接点を拡大し、新規取引の開拓を目指す。

 世界的にサステイナビリティーへの要求が高まることから。燃焼時の二酸化炭素発生量を抑制する特殊ポリエステル繊維「オフコナノ」を使った糸を北陸産地で披露する。近年、再生ポリエステルへのニーズが高まるが、ポリエステルは再生を繰り返すと品質が劣化するため再生回数には限界がある。このため繊維製品の多くは最終的には焼却処分されるが、オフコナノはその際の環境負荷を低減する。

 一方、新型コロナウイルス禍を契機に衛生機能加工への注目が一段と高まった。こうした要望に応える糸として制菌加工「ノモス」ヤーンを提案する。わた加工で機能を付与しているため後加工が不要なことを生かし、セーターや靴下、インナー、先晒しタオルなどの用途に向けて提案する。抗ウイルス加工「フルテクト」の糸も開発を進めている。

 綿100%の吸水速乾加工糸「シードライファイバー」も披露。スポーツ用途などがターゲットとなる。吸水速乾機能糸では2層構造紡績糸「クイックドライコットン」も紹介する。ポリエステル綿混で綿の風合いと吸水速乾性の両立が特徴となる。

 そのほか、連続シルケット糸「フィスコ」や独自の特殊精紡交撚糸「デュアルアクション」も紹介する。フィスコは事実上、唯一の国産連続シルケット糸である点もアピールする。

〈ディープリッチなどを展示/GRS認証も取得/山越〉

 山越は北陸ヤーンフェアで、独自開発のポリエステル加工糸「ディープリッチ」「クリンプリッチ」、GRS認証取得のサステイナブル糸、銀イオンや銅イオンによる機能糸などを紹介する。

 顧客と密に連携しながらの開発を重視しており、兪建鴻常務は「これから消費構造が変わっていく。時代に合った開発を進めていくことがさらに重要になる」と話す。2020年は新型コロナウイルス禍の影響を受けて5、6月と落ち込んだが、9月以降は徐々に回復。ユニフォーム用途はまだ動きが鈍いものの、自動車用途などが戻ってきたためで、10~12月も回復基調が続く見通しだ。

 9月以降の回復は以前から力を入れてきた開発が開花した形で、今後もさらに力を入れていく。昨年展でも披露したディープリッチやクリンプリッチは足元で注目を高めている差別化糸の一つとなる。

 ディープリッチは天然素材のような手触りと膨らみ感、鮮やかな発色性などの特徴を持つ。綿調、麻調、ウール調などさまざまな表情を作ることができ、着実に販売を伸ばしている。クリンプリッチは膨らみ感と高いストレッチ性などの特徴を持つ。

 サステイナブルへの注目が高まる中、同社は今年に入ってGRS認証を取得した。各差別化糸に対応でき、今回展では「エンジェロン サスティナ」として生地も展示する。銀イオンや銅イオンで抗菌などの機能を持たせた糸を紹介するほか、新しい糸としてレーヨン混糸や異収縮混繊糸なども紹介する予定だ。

〈紙糸や海洋生分解素材を提案/金属の外観生かした織物も/北洞〉

 北洞はサステイナブル素材を中心に、銅線糸や海洋生分解性レーヨン、紙糸などを紹介する。特にサステイナブルと感性を兼ね備える素材の提案に力を入れる考えで、「新型コロナ後の明るい未来像をエコ、サステイナブル素材を使いファッショナブルに提案する」としている。

 銅線やステンレス線など金属線を使った糸を重点素材の一つとして紹介する。ウエアラブル用も含めて力を入れてきた商品だが、足元ではサステイナブルや抗菌・抗ウイルス性などからも注目を高めている。銅などの金属はリサイクル率が高く、同社も残線を利用した糸を展開する。銅は高い抗菌性、抗ウイルス性を持つ。既に銅線糸を使ったマスクの展開を始めているが、今回展ではアウターや手袋、ドアノブカバー、トングカバーなど幅広い商品を展示する。銅線とステンレス線を使い、金属の美しさを生かした織物も披露する予定。

 紙糸は従来の細いスリット糸だけでなく、太い扱き糸やリリアンなどにも商品幅を広げ、手芸や雑貨で展示する。海洋生分解性レーヨンは、28日で90%以上が溶解することを確認しているダイワボウレーヨンの「エコロナ」を紹介する。海洋プラスチック問題への関心が高まる中で注目されている素材で、今回展ではエコバック、帽子、アウターなどの用途にも提案する。マスクごみが問題になる中で、「ホールガーメント」によるマスクも商品化しており、ネットでの最終製品販売にも力を入れていく。

〈サステイナブルな糸披露/リサイクル糸などを提案/新内外綿〉

 新内外綿はサステイナビリティーを大きなテーマに据え、SDGs(持続可能な開発目標)の実践につながる糸を提案する。中でもリサイクル糸「彩生(さいせい)」を重点的に打ち出す。

 彩生は、繊維製品の縫製工程で発生する裁断くずや回収製品を反毛し、紡績したリサイクル糸。綿だけでなくポリエステル、アクリル、レーヨンなどさまざまな繊維を再生できる技術ノウハウが特徴となる。リサイクル関係では、再生ポリエステル使いの原着杢(もく)糸も紹介する。村田機械の渦流精紡機で紡績することで、ハリコシ感など独特の風合いも特徴となる。

 注目が高まる機能糸も多彩に用意する。抗菌機能を持つポリエステルを綿と混紡した抗菌機能糸「リヨシルバープラス」、これに消臭機能も加えた「リヨシルバープラスデオ」を提案する。

 ユニークな商品としては、魚の鱗(うろこ)に由来するコラーゲンを練り込んだセルロース繊維「フィラゲン」も披露する。海水魚であるサバヒーの鱗由来のコラーゲンペプチドをビスコース繊維に練り込むことで吸湿発散性、保湿性、消臭、UVカットなどの機能を持つ。原料は全て天然由来であり、生分解性も持つことから、機能性とサステイナビリティーが両立する糸として注目が高まっている。

 そのほか、花や果実などから抽出した天然由来色素を用いた染め糸「ボタニカルダイ」も紹介し、ファッション性と機能性、そしてサステイナビリティーを併せ持つ同社の糸をアピールする。

〈79色のカラー原着糸/マスク向け耳ひもも展示/カワボウテキスチャード〉

 合繊長繊維の糸加工メーカー、カワボウテキスチャード(岐阜県羽島市)は79色の原着ポリエステル長繊維糸を主に訴求する。さらにストレッチ性が高く肌触りのよいマスク向けの耳ひもも展示しアピールを図る。

 同社が展開する原着ポリエステル長繊維糸シリーズ「ベーシックカラー」を昨年からリニューアル。調達ルートや生産背景を見直し色数も79色に厳選した。ブライトカラーからモノトーン、ミックス調のメランジまでそろう。

 原着は原料の段階から顔料を投入し着色をするため色差が少なく高い染色堅ろう度も併せ持つ。染色工程を経ていないため水や化学薬品を使用せずエネルギー削減にもつながる。発色の安定性とサステイナビリティーの両面においての訴求力を高める。

 さらにソフトな肌触りのマスク向け耳ひもを提案する。ナイロン90%とポリウレタン10%のストレッチ性のある糸をリリヤーンにした白色の中空糸を新発売。加えてカラー原着糸を使用した耳ひもも打ち出す。カラー展開は12色。ソリッド5色、メランジ3色、ボーダーのように見えるスパイラル4色で構成した。

 他にもウールライクな「尾糸(BEAT)」をはじめとする天然繊維ライク糸の展示を行う。