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シキボウ/パリコレ出展作品も紹介/リアル展とバーチャル展を連動

2020年10月15日(Thu曜日) 午後1時9分

 シキボウはリアル展示会とバーチャルリアリティー(VR)展示会を連動した素材提案に力を入れている。14日から30日までリアル展を開催し、パリコレクションに出展された抗ウイルス加工「フルテクト」が採用された作品を紹介。11月からはVR展示会を開催することで衛生加工やユニフォーム素材、機能糸などの需要掘り起こしを目指す。

 14日から本社(大阪市中央区)で始まったリアル展では、デザイナーの森永邦彦氏のブランド「アンリアレイジ」がフルテクトを採用し、9月のパリコレクションに出展した作品や、アンリアレイジが販売するフルテクト使い製品などを紹介。新型コロナウイルス禍で注目が高まるフルテクトを前面に打ち出した。

 フルテクトは工業洗濯50回後も機能が持続するタイプも用意し、リネンサプライサービス向けでも普及を目指す。衛生加工関連では機能糸の販売も強化し、制菌加工「ノモス」糸を改めて打ち出す。現在、フルテクトによる抗ウイルス加工糸の開発にも取り組んでいる。

 サステイナビリティーに配慮した商品として燃焼時の二酸化炭素排出量を抑制する特殊ポリエステル繊維「オフコナノ」も重点提案する。短繊維に加えて新たに長繊維も用意し、汎用性を高めた。

 展示会ではそのほか、ユニフォーム素材や機能糸も多彩に紹介する。リアル展とVR展を融合させることで新型コロナ禍の中でも効果的な商品提案に取り組む。

〈「フルテクトスプレー」が登場〉

 シキボウはこのほど、抗ウイルス加工「フルテクト」の加工剤を応用したウイルス除去・除菌スプレー「フルテクトスプレー」を開発した。特定のウイルスを99%減少させる機能があり、1回の散布で14日間効果が持続する。衣料のほか、家具やインテリアに散布することで生活空間全体の清潔を維持することができる。10月下旬から同社ネット通販サイトやアマゾンで販売し、企業向けに直接販売も行う。