中国・繊維アパレル企業の20年1~6月業績(10)/製品OEM、織・織り物

2020年10月15日(Thu曜日) 午後1時29分

 中国大陸の製品OEM9社と織布・編み立て4社、香港系10社の2020年1~6月業績は、新型コロナウイルス禍の打撃を受け、ほとんどの企業が苦しんだ。中でも中小規模の香港系縫製企業の赤字が目立つ。縫製のアイテム別では、カジュアルウエアが苦戦する一方、スポーツ、インナーは相対的に健闘した。

 生地からの一貫でニット製衣類を手掛けるOEM世界最大手の申洲国際は、売上高が0・4%減の102億元と、ほぼ前年同期並みだった。純利益は4・0%多い25億1239万元。米中貿易摩擦に新型コロナ禍が重なったが、世界的にスポーツ市場が盛り上がっていることと、ベトナムとカンボジアの生産背景が力を発揮し、健闘した。

 アイテム別売上高は、スポーツウエアが75億1322万元で2%増えた。構成比は73・4%で、前年同期に比べ1・4ポイント拡大。カジュアルは19億1800万元で、19・2%減った。

 主な市場別売上高は、日本が19億5344万元、欧洲が19億1755万元で、それぞれ25・9%、9・9%増えた。中国は28億6867万元、米国14億5116万元で、各11%、5・3%減った。

 先染め織物メーカー最大手で、シャツの縫製も手掛ける魯泰は、売上高が22億8674万元、純利益が1億4411万元で、それぞれ28・2%、65%減った。主なアイテム別売上高は、織物が16億1256万元、シャツ製品が4億1760万元で、双方とも3割強減った。新型コロナ禍に対応し始めた防護用品は、7535万元だった。

 日本や欧米のメガSPA向けを手掛ける香港系縫製大手の晶苑国際は、売上高が9億2101万ドル、純利益が2758万ドルで、各19・4%、54・1%減った。

 丸編み地の大手、福田実業は純損失が1515万香港ドルで、前年同期の黒字(純利益8268万ドル)から赤字に転落した。

(上海支局)