9月の中国繊維品輸出/衣類が2カ月連続プラス/マスクの増勢やや落ち着く

2020年10月15日(Thu曜日) 午後1時30分

 【上海支局】中国海関総署がこのほど発表した貿易速報によると、紡織品(紡績糸や生地、ホームテキスタイルなど)と衣類(服飾雑貨含む)を合わせた2020年9月の中国繊維品輸出は、前年同月に比べ18・2%増の283億ドルだった。海外での新型コロナウイルスの感染拡大を受けたマスクを含む紡織品の増勢はやや落ち着いた。衣類は2カ月連続で前年同月水準を超えた。

 うち紡織品は131億ドルで、35・8%増えた。伸び率は8月に比べ12・7ポイント縮小した。

 衣類は152億ドルで6・2%増えた。年初から続いた前年同月割れからプラスに転じた8月に続き、前年同月を上回った。伸び率は8月に比べ、0・4ポイント縮小した。

 20年1~9月の繊維品輸出は、2157億ドルで9・3%増えた。うち紡織品は33・7%増の1179億ドル、衣類は10・3%減の978億ドル。

〈輸出伸び率が今年最大〉

 中国の20年9月輸出は前年同月に比べ9・9%増の2397億ドルだった。4カ月連続で前年同月を上回った。伸び率は8月から0・4ポイント拡大し、今年最大となった。マスクやパソコンなどのOA機器が好調だった。

 国・地域別輸出は、最大のASEAN地域と米国がそれぞれ14・4%、20・5%増えた。米国向けの伸びは、8月に続き今年最大を更新。日本と欧州連合(EC)は各2・7%、7・8%減った。