中国・繊維アパレル企業の20年1~6月業績(12)/産業資材/車両資材の不振続く

2020年10月20日(Tue曜日) 午後1時23分

 産業資材15社の2020年1~6月業績は、大部分が苦戦した。車両資材は昨年からの不振が続いた。新型コロナウイルス禍を受けたマスク需要の急拡大で、メルトブロー不織布を手掛ける欣龍は黒字転換した。

 風力発電部材やガラス繊維事業を展開する中材科技は、売上高が75億8742万元で、前年同期に比べ25・1%増えた。純利益は、40・9%多い9億2319万元。うち、ガラス繊維事業の売上高は、28億6280万元で5・9%増えた。

 タイヤコード用ナイロン66糸と、タイヤコードが主力の神馬実業は、売上高が49億6763万元、純利益が1208万元で、それぞれ23・6%、96・0%減った。

 フロアカーペットや内装地、シートベルトなどの車両資材と、アパレル貿易を手掛ける上海申達は、純損失が1億1190万元で、前年同期の黒字(純利益3億9462万元)から赤字に転落した。音響製品を手掛けるオーリア・ソリューションの損失や、15年に買収した米PFIの倒産など、海外子会社の不振が大きく影響した。

 不織布の欣龍は、純利益が1億6201万元で、前年同期の赤字(純損失656万元)から黒字に転換した。売上高は7億8713万元で、約2倍になった。新型コロナの感染拡大を受け、マスクの需要が急拡大したことで、その素材であるメルトブロー不織布の販売が大きく伸びたことが貢献した。不織布の種類別売上高は、メルトブロー不織布が3億9552万元で8倍強になった。スパンボンド不織布は2億787万元で、24・1%増えた。

 中空糸膜の津膜科技は、純損失が4162万元で、前年同期(純損失1689万元)から赤字幅が拡大した。新型コロナ禍により、汚水処理場などのプロジェクトが遅延したことが響いた。(上海支局)