中国のレディース「アイシクル」/日本1号店を来秋出店へ/大阪の大手百貨店に

2020年10月22日(Thu曜日) 午後1時8分

 【上海支局】上海之禾時尚実業〈集団〉は2021年9月、高級レディースブランド「アイシクル」の日本1号店を、大阪の大手百貨店に出店する。葉寿増CEOが本紙の取材に応じ明らかにした。カシミヤなどの高級原料や高品質、エコへのこだわりを強みとして打ち出し、日本市場で空白となっているポジションで顧客を開拓する。

 日本に子会社を間もなく設け、直営店を展開していく。1号店の出店先は、大阪の大手百貨店の海外ブランドが集まるフロアで、売り場面積は50平方㍍。これに続き、2号店を東京の百貨店に出し、数年間で両都市にそれぞれ2、3店を設ける計画を持つ。

 日本では、中国を原産地とするカシミヤやシルクを使った製品をメインに打ち出す。「ハンドメードなどのわれわれの一番良い商品を販売する」と葉CEOは話す。同社は仏パリと上海の両都市にデザイン拠点を持つが、日本ではパリでデザインした製品を訴求する。

 同社の特徴の一つが「品質は欧州のラグジュアリーブランドと同等だが、値段はその半分」で、コストパフォーマンスが非常に高い点だ。葉CEOはこれが日本でも強みになるとみる。日本市場はこの10~15年で消費の二極化が進んでおり「ラグジュアリーとボリュームゾーンに分かれ、中間が空白になっている。アイシクルはこの空白を埋める」(葉CEO)。

 同社は、中国を代表する高級レディースブランドで、97年の設立以来、エコロジーにこだわり、環境に優しい天然素材だけを使っている。日本製生地も採用している。10月現在の国内店舗数は271店。

 海外展開は、欧州を中心に進めている。19年9月に海外1号店をパリに出店。来年はパリに2号店を設け、ロンドンにも進出する。今後5年でパリ、ロンドン、ミラノなどの欧州都市に計20店を設けていく。