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三菱ケミカルHD/初の外国人社長/リーダーシップで改革を

2020年10月27日(Tue曜日) 午後1時5分

 三菱ケミカルホールディングスの新代表執行役社長に、フランス・ロケット社のジョンマーク・ギルソンCEOの就任が決まった。三菱グループの主要企業で外国人が経営トップに就任するのは初めて。新型コロナウイルス禍で事業を取り巻く環境が大きく変わる中、強力なリーダーシップを発揮できる人材が必要と判断した。

 23日に東京都内で会見した越智仁三菱ケミカルホールディングス代表執行役社長は「主要子会社3社の合併の実行など事業基盤強化にめどがついた。2021年度からの新中期計画は新社長の下で実行するのがふさわしいと判断した」とトップ交代の理由を説明。今年の春から指名委員会が後継者候補の探索・選考を行ってきた。

 橋本孝之委員長は「(三菱ケミカルホールディングスは)売上高が3兆円を超えるにもかかわらず、時価総額が1兆円にとどいていないことに危機感がある」とし、強力なリーダーシップでポートフォリオ・トランスフォーメーションを断行できることなどを基準に選考。面談した社内3人、社外4人の中からギルソン氏を指名した。

 オンラインで会見に参加したギルソン氏は、具体的な施策はこれからと前置きした上で「三菱ケミカルホールディングスグループは素晴らしい技術と製品を持つ。ポートフォリオ・トランスフォーメーションの実行で収益性を高め、会社を成長に導きたい」と抱負を語った。ギルソン氏の就任は21年4月1日。