江蘇三潤服装集団/20年売上高は10~15%減へ/大口の回復などで踏ん張る

2020年10月27日(Tue曜日) 午後1時22分

 【上海支局】日本、欧米、中国内販向け製品OEM/ODMを手掛ける江蘇三潤服装集団の2020年売上高は、前年に比べ10~15%減る見通しだ。新型コロナウイルス禍の影響で、創業以来初の減収になる。ただ大口顧客の回復が早いことなどから、10%台の落ち込みに踏みとどまる。

 欧州のメガSPA向けが5月から回復するなど、大口顧客の復調が鮮明になっている。新型コロナ禍でアパレル各社が発注先を信頼できる大手に絞っていることも、同社にとって追い風になっている可能性がある。

 長年取引がある日本の一部顧客からは、前年水準を超える発注がある。「パートナーシップを築いている商社やブランドが、厳しいときに助けてくれる。とても感謝している」と景愛梅董事長は話す。

 中国内販向けの新規開拓にも取り組んでいる。スポーツブランドや、ライブコマースのKOL(キーオピニオンリーダー)のプライベートブランドなどの新規顧客の開拓で成果を上げる。

 顧客の地域別売上構成比は現在、日本が横ばいで55%、欧米は微減で32%、中国が微増で13%となっている。