タイ国政府/合同展に積極参加/ファッションを売り込む

2020年10月29日(Thu曜日) 午後1時3分

 タイ国政府は、衣料品の対日輸出を増やすため、都内で多くの合同展示会に出展している。欧米、アジアからの参加が減少する一方で、タイの積極的な姿勢が目立つ。駐日タイ国大使館のキッティワット・パッシムナン商務公使は「日本は世界で2番目の衣料品輸出相手国で、今後はファッションブランドをさらに上陸させたい」と話す。

 10月中旬に有力合同展の「ルームス」「PR01トレードショー」に相次いで出展。貿易機関のタイ国政府商務省貿易振興局(DITP、東京都千代田区)と連携し、商品サンプルを展示会場に送った。出展関係者が来日できないため、日本の代理店やPR企業が商談をサポート。パソコンやスマートフォンを介したオンライン商談も併せて行った。

 パッシムナン氏は「OEMが主力だったタイのファッション産業だが、今後は若手デザイナーの育成、海外進出を後押しする」と意気込む。ルームスには、新興アパレルや雑貨ブランドが、PR01トレードショーには、タイの人気デザイナーズブランドが参加した。

 日本市場の特性を知ることや商品の完成度を上げるため、日本の小売り関係者を間に入れ、アドバイスを得ている。既に大手セレクトショップと取引を開始した「ヴィル・バイ・ヴィー」といったブランドも出現。一部のデザイナーはファッション通販サイト「ゾゾタウン」での取引が始まった。

 29日まで東京ビッグサイト(同江東区)で開催している合同展示会「ファッションワールド東京」には、持続可能な商材を軸とした計20社が出展している。糸やニット生地、染色、スポーツウエアなどでサステイナブルなコンセプトを訴求。同展にも出展者は来日できないが、DITPがオンラインで商談を支援している。